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子犬・子猫の飼いはじめに「混合ワクチンを打ちたい」

ワンちゃん、ネコちゃんのワクチンってどうすれば良いの?

ワクチンと言えば聞きなれた言葉に「新型コロナワクチン」があります。
ワクチンを打てばコロナにかからないとか、かかっても軽くすむとか聞いたことありますよね。

ワクチンは病気(感染症)を予防するために接種するものです。
ワンちゃんやネコちゃんにも「ワンちゃん同士・ネコちゃん同士で感染する病気」があり、そのワクチンがあります。

ということで今回は、動物のワクチンについてお話ししたいと思います。

そもそも「ワクチン」って何?何をしてくれるの?

ワクチンは感染症の元である病原体の悪い部分を弱めたり(弱毒化)、悪い部分を持たないようにしたり(不活化)したものから作られています。

病原体と同じ形はしているが、悪さをしないもの(ワクチン株)を動物の体内にいれることで、体は「この形は危険だった(異物)」と認識して「次からは体内に侵入させないぞ!」と守りを固めます。
こうして出来上がるのが「抗体」です。

ワクチン株には毒性がないため、体内に侵入しても病気になることはありません。
このように体が抗体を準備して、本物の病原体が入り込んだ時に、病原体をやっつける力のことを「免疫力」といいます。ワクチンを打つということは、免疫力を高めて病原体から体を守るということになります。

ワクチンは「1回打てば、大丈夫」ですか?

「ワクチンを打つと抗体の準備ができる」とお話ししましたが、抗体はいつまでも残っているわけではなく、時間とともに数が減ってしまいます。
そこで、抗体がなくなってしまう前にもう一度ワクチンを打つ必要があります。

ワンちゃん、ネコちゃんのワクチンは、成犬・成猫の場合、1年に1回の追加接種を受けることが推奨されています。子犬や子猫は2ヶ月齢以降、1ヶ月毎にワクチンを接種します(2回または3回)。

子犬・子猫のワクチンは、なぜ1年に2~3回も打つの?

子犬・子猫は母乳(初乳)に含まれた抗体によって感染症から守られています。しかし、生後60日くらいになると抗体は消失していってしまいます。そこで「1回目のワクチン接種」をします。

このとき体内に、母犬・母猫からの抗体が残っていると、充分に抗体を獲得することが出来ません。
そこで、1回目のワクチンから1ヶ月後を目安に2回目を。
その1か月後に、3回目を接種することで、しっかり免疫力をつけていくことが大切になります。

しっかり免疫力をつけられたら、その後は、1年に1回を目安にして追加接種をします。

室内飼いのネコちゃんもワクチンをした方が良いの?

室内飼いのネコちゃんは、外で他の猫と出会うこともないため、外へ出るネコちゃんに比べて直接感染の危険性(感染リスク)は低いですが、飼主さんや訪問客によって、病原体が運ばれてしまうことも考えられます。

他にも脱走してしまったとき、ペットホテルに預けるとき、動物病院やトリミングサロンへ連れて行かなければならないときなど、他の猫と出会い感染リスクが高くなります。

ワクチンをすることで、色んな場面での感染の予防や重症化を防いであげることにつながります。

最近ではペットホテルやトリミングサロンのように、多くの動物が集まる施設を利用する際、1年以内のワクチン接種が義務付けられているところもあります。
当院では室内飼いのネコちゃんにも「年に1回のワクチン接種」を推奨しています。

ワクチンの副反応が心配です・・

ワクチンを打った後に具合が悪くなったという話を、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
ワクチンを接種することで病気になるという事はありませんが、ワクチン株も異物ですので異物が体内に入ることでの反応(副反応)は起きることもあります。

副反応を起こす原因としては、その子の体質、その日の体調によることが多いです。
体質で副反応を起こしてしまう場合の対策としては、初回のワクチンの際は接種後15分程度、病院内で様子を見る。そこで異常があればすぐに対処してもらうのが大事です。

また、2回目以降のワクチンでは、飼主さんが行う体調チェックが重要です。

その日の調子があまり良くないのにワクチンを接種してしまうと体調悪化の心配があります。
そのため、当日の食欲、元気の有無、お腹の調子(下痢や嘔吐はないかなど)を確認して問題なければ来院しましょう。

病院でも接種前の問診、診察と体温や心音のチェックを行い、特に問題なければワクチンを接種します。

当日は激しい運動を避け安静に過ごしましょう。
ワンちゃんの場合のお散歩はトイレ程度で短めにしましょう。シャンプーは4~5日お休みしてください。
もし気になる症状があれば病院へ連絡してご相談ください。

混合ワクチン(複数種類が入っているワクチン)は、何種を打てば良いのでしょう?

ワクチンには単味ワクチン(1種類の病原体)と、混合ワクチン(複数種類の病原体)があります。

何種類のワクチンを打てば良いのかは、過去のワクチンアレルギー歴、生活環境、年齢、体質によって飼主さんと相談の上、決めています。当院では犬のワクチンは、狂犬病ワクチンと混合ワクチン(2種、5種、8種)を扱っています。ネコのワクチンは、混合ワクチン(3種のみ)です。

ワクチン接種に来られる方へ

アイ動物病院(さいたま市大宮区)は、完全予約制です。
初診の場合は、お電話のみで予約を受け付けています。再診の場合、ネットでもご予約できます。
当日、前回のワクチン接種証明書がお手元にあればお持ちください。

電話  048-642-3338 

予約受付時間  9:00 ~ 12:00  3:00 ~ 6:00  

休診   木曜日、日曜日の午後、祝日の午後

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これからも、飼い主さんとワンちゃん・ネコちゃんが穏やかな日々を過ごせますように

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